人が歩くとは?その7
こんにちは。理学療法士の豊島です
今日は全国的に寒波となり、千葉は雪を免れたものの、朝から冷たい風が吹き、私は出勤時に顔が痛くなりました。皆様、寒暖による体調の変化にはくれぐれもお気をつけください。
話が変わり、豊島による「人が歩くとは?」も7回目となりました。
今回は以前から話をしていた、人が効率的に歩くためには?という切り口で話をしたいと思います。歩くために相分けした各部分の話は各回に分けて説明しました。かと言って、色々と考えながら筋肉を使いながら歩いていることはまずないかと思います。
何も考えずに効率的に歩ける。この効率的な動き(=筋肉をできるだけ使わないうごき)として「ロッカーファンクション」と言われる考え方があります。
これは歩いているときの足に注目した機能なのですが、簡単にまとめると「足の各部分を中心として、コロコロと回るように動くことで気づいたら身体が前に進んでいる」というような感じです(少しわかりにくかったらすみませn)。
このロッカーファンクションという機能はさらに3つに分けられ①ヒールロッカー②アンクルロッカー③フォアフットロッカーという名称がつけられています。これら3つを一言で表すと
①ヒールロッカー:踵が中心となり、気づいたら脚全体を前方へ移動させる
②アンクルロッカー:足関節が中心となり、脚全体が前方へいきすぎないように止める
③フォアフットロッカー:前足が中心となり、脚全体を前方へ飛ばす(脚を地面から浮かせる)
そして、これら③つの機能がロッキングチェアのようにコロンと動くことで、身体を前方へ効率よく動かすことを可能としています(下図参照)。
Kirsten Gotz-Neumann (訳)月城慶一ほか, 観察による歩行分析,2009
どうだったでしょうか?これをより詳しく説明しようとすると難しすぎると思い、簡単に一言でまとめてみました(逆にわからなかったらすみません)。
本日の私の投稿は以上です。
豊島による「人が歩くとは?」シリーズはまだまだ続いていきますので、乞うご期待ください。
以上、豊島でした。
次回もお楽しみに!