秋の食養生
今回はセラピスト(鍼灸・マッサージ師)篠﨑が担当します。
皆さん〇〇の秋とは言いますが、どんな秋をお過ごしでしょうか?
自分は
思ったより残暑が厳しく、週末のサッカーの活動にて
「日焼けの秋」を過ごしております(^^;
さて、今回は「秋の食養生」についてお伝えします。
東洋医学における秋とは
秋は雨が少ない時期とされています。
涼しくなり過ごしやすくなってきますが、空気が乾燥しています。
秋は五行では「金」に属し、臓腑では「肺」との関係が深くなってきます。
この時期は燥邪に侵されやすくなります。
空気が乾燥するため体内の水分蒸発が多く、津液不足になり体の潤いが不足し、
肌や髪の毛、爪などに乾燥症状が起きやすくなります。
秋に起こりやすい症状
肺や気管支のトラブル
口や鼻の乾燥
咳、空咳(痰のない咳)、口の渇き、唇の乾燥
肌や髪の乾燥、目の乾燥、鼻づまり、息切れ
乾燥による便秘、尿の量が少なく尿が濃くなりやすい
秋にとるべき食材
津液を作る食材
ザクロ、あんず、ブドウ、ミカン、レモン など
肺を潤すもの
落花生、大根、山芋、白きくらげ、黒きくらげ、梨、銀杏、イチジク
白魚、豚肉、うずらの卵 など
身体の熱を少し冷ます甘味を含むもの
柿、梨、ビワの実、ゆず など
身体に潤い与えるもの
豆乳、豆腐、黒豆、あんず、クコの実、白きくらげ、牛乳
レンコン、黒ゴマ、牡蠣、鴨肉、豚肉 など
食養生のポイント
肺を潤し、津液を増やす、温熱・寒涼の偏りが少ないものとると良いでしょう。
激辛料理、多量の酒、コーヒー、焼いたり煎ったりする調理法の料理は乾燥が進むため、食べ過ぎないように注意。
酸っぱいものと甘いものは潤いを与えるので、上手にとるようにしましょう!