ヒトが歩くとは?その4
こんにちは。理学療法士の豊島です
寒暖差なかなか変わらず、体調管理が大変ですが、少しずつ春の陽気がみえはじめた今日このごろですね。
新年度がはじめまして、当院にも3人の新人が入職しれくれてフレッシュさが一段とましたリハビリ室です。
さて、今日は「人が歩くとは?その4」です。
今回は片方の足のつま先まで体重が乗っていき、その後、少し足が浮くか浮かないくらいのときの話をします。
Kirsten Gotz-Neumann (訳)月城慶一ほか, 観察による歩行分析,2009
この図のように右脚の体重が徐々につま先に移行する相を立脚後期(terminal stance)と呼びます。
この期は立脚中期から受け継いだ体重をより前へ加速させるためにふくらはぎの筋肉がかなり頑張ります。
このときは体重を一気に加速させる時期です。そして、身体を一気に前へ運んでいきます。
よく皆さん、大股で歩くといいと聞いたことありませんか?
大股で歩くときって何を注意すればよいかというと、ずばり「足を前に出す」のではなく、「足先をできるだけ残しておく」ということが大事になります。
先程、話したとおり、立脚後期はふくらはぎの筋肉ができる限り頑張って身体を前方へ加速させていきます。このときの力をできるだけ発揮させるために足先を後ろに残しておくことが大事になります。
ですので、大股で歩くには親指の先をできだけ残しながら歩いてみてください。
大股で歩けますよ?
次回は、足が浮いてきて踵がつくときの間ですの遊脚期の話です。
以上、豊島でした。
次回もお楽しみに!