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「春」と東洋医学

こんにちは、本日ブログを担当しますセラピスト(鍼灸マッサージ師)の篠﨑です。

春の陽気となり桜も満開に咲いたと思った矢先、ここ数日寒の戻りで寒い日が続いております。
皆様、寒暖の差で体調は崩されていないでしょうか?
季節の変わり目でただでさえ体調を崩しやすい時期です。養生して上手に乗り越えたいですね。

東洋医学的に考えると「春」は
陽気が一気にあふれてくる時期になります。
※東洋医学では自然界のものを「陰」と「陽」に分類する概念があります。
季節の移り変わりとともに陰陽のバランスは変化します。夏至に「陽」が極まり、冬至に「陰」が極まる。

陽気が強まることにより冬眠していた動物が活動し始め、花が咲き乱れ木々が芽吹きだす。
そんな陰陽のバランスが乱れる春の時期は、私たちの心身にも影響を及ぼしてストレスが強まり精神的にイライラしやすくなります。
目や筋肉、爪、自律神経の不調を起こしやすい時期になります。
4月は新学期や、慣れない環境での新生活など、社会生活においても変化がある不安定な時期です。

「春」は「肝」・「風」と関係性が強く、「風邪(ふうじゃ)」として寒邪や熱邪を運び体内でアタックしてきます。
正気が弱っている人は影響を受けやすくなります。

主な症状としては
風邪によるトラブル
頭痛、くしゃみ、のぼせ鼻かぜ、花粉症(目のかゆみ、くしゃみ、鼻水)

肝の経絡(肝のグループに属するツボのルート)に関するトラブル
肝臓、目、筋肉、胆のう、爪、精神的なイライラ、ストレス、自律神経の不調など

春に採るべき食材
肝に不足している血・津液を補うもの
・クコの実、黒ゴマ、牛乳、牡蠣、ハマグリ、ホタテ

肝の働きを助けるもの
・菜の花、空芯菜など旬の青い野菜

肝の熱を冷ますもの
・セロリ、トマト、ハマグリ など

上半身の熱を冷ますもの
・春菊、くちなしの実、苦味の山菜 など

発汗作用があり邪気を発散させるもの
ショウガ、ネギ、しそ など

体内の気血を巡らすために朝の散歩や、紅茶に柑橘系の皮を入れたものやミントティーもお勧め。
酸味のあるレモンや梅干しなどを適度にとるのもお勧めです!

ツボ押しポイント!!
~イライラには「神門(しんもん)」~
手のひら側、手首の横じわの端で小指側のくぼみ

~目の疲れには「攅竹(さんちく)」~
眉毛の内側の端

気になった方はお尋ねください(^^♪

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