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膝を語る その3

こんにちは。理学療法士の豊島です。

最近は気温が下がったり、上がったりして体調管理が難しいですが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

今回は「膝を語る その3」です。

 

今回は膝周りの筋肉についてその重要性も含めて説明したいと思います。

加えて最後にはロコモティブシンドローム(通称ロコモ)と膝の関係について説明しますので、ぜひ最後までご一読ください。

 

■大腿四頭筋:膝を伸ばす力の源

まずは大腿四頭筋についてご紹介します。大腿四頭筋は、太ももの前面にある大きな筋肉で、膝を伸ばす動作に関与しています。この筋肉は、大腿直筋、外側広筋、内側広筋、中間広筋という4つの筋から構成されており、歩行や立ち上がり、階段の昇降といった日常動作を支える重要な役割を果たします。

 

特に注目すべきは、内側広筋です。この筋肉は、膝蓋骨(膝のお皿)の安定性を保つ働きを持ち、膝痛の予防や改善にも重要とされています。大腿四頭筋が弱ると膝の負担が増え、痛みやケガのリスクが高まるため、適切なトレーニングやケアが必要になります。

 

■ハムストリングス:膝を守る後ろの力

次に、ハムストリングスについてです。ハムストリングスは太ももの後面に位置し、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋から構成されています。この筋肉群は膝を曲げる動作を担い、さらに、歩行時には股関節を後ろに引く動きもサポートします。

 

ハムストリングスは、膝関節の安定性を高める役割も果たします。この筋肉がしっかり働くことで、膝にかかる負担が軽減され、ケガのリスクが下がるのです。特にスポーツや激しい動きを伴う活動では、ハムストリングスの柔軟性と強度を維持することがパフォーマンス向上やケガ予防に直結するといわれています。

 

■ロコモにおける膝の筋肉の重要性

最後に、膝の筋肉がロコモにおいてどれほど大事であるかをお話しします。ロコモとは、加齢や運動不足による筋力低下や関節の機能不全を原因として、移動能力が低下する状態を指します。この状態は、放置すると将来的な要介護リスクを高める可能性があります。

 

膝の周囲の筋肉、特に大腿四頭筋とハムストリングスは、ロコモ予防において中心的な役割を担っています。これらの筋肉を鍛えることで、膝関節の安定性が向上し、移動能力を維持しやすくなります。また、適切な筋力があれば、転倒のリスクも軽減でき、健康的な生活を長く続けることが可能です。

 

■まとめ

膝のまわりの筋肉である大腿四頭筋とハムストリングスは、日常生活やスポーツ、ロコモ予防において非常に重要な役割を果たしています。これらの筋肉を正しく理解し、適切にトレーニングすることで、膝を健康に保ち、生活の質を向上させることができます。

 

今後も膝について知識や実践方法についてお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

次回は膝を安定させる靭帯について話そうと思います!

 

次回も、乞うご期待ください!

 

豊島

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