骨密度検査
こんにちわ!
あっという間に今年も残り2か月になりました。
暑い暑いと言っていたのに一気に季節も進みましたね。
さて、今回のテーマは『骨密度検査』です。
検査機器と骨粗鬆症のことについて書きましたが、検査結果について触れていないなぁと思ったので、
今回は検査結果の事について簡単に触れたいと思います。
前々回の私の投稿で、当院では腰と大腿骨頸部の2か所で検査をしていますと紹介させて頂きました。
骨密度は、若い人の平均値を100%とした場合に、自分の骨の量が何%かで表されます。
DEXA(デキサ)法による骨密度検査の基準値は、
YAM比(若年成人(20歳~44歳)平均)
80%以上:正常
70~80%:骨量減少気味
70%未満:骨粗鬆症のリスクが高い
とされています。
また、骨密度のみならず、
脊椎圧迫骨折または大腿骨頸部骨折の脆弱性骨折がある場合
それ以外(手関節やろっ骨など)の脆弱性骨折があり、YAM比が80%未満の場合
上記のどちらかに当てはまる場合にも、骨粗鬆症と診断されます
(骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版)
脊椎圧迫骨折は、椅子に勢いよく座った時や、くしゃみや咳、ちょっと重い物を持ち上げ
ようとした時など、え?このくらいで?と言う衝撃で起こったりもします。
また、近年耳にする事も増えてきた『サルコペニア』と言われる、筋肉量が減ってきた事
によって骨に負担が増えてしまい、普通に生活していても骨折することがあります。
俗に言う『いつの間にか骨折』と言われるゆえんですね。。。
検査結果は診察時にしっかりと説明があると思いますが、不明な点や質問があればいつでも
当院スタッフにお尋ね頂ければと思います。
骨粗鬆症は内服薬や注射での治療もありますが、それと同時に運動することも大切です。
次回は骨粗鬆症と運動について書いていきたいと思います。
今回の担当は保坂でした。