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ヒトが歩くとは?その2

こんにちは。理学療法士の豊島です

当院は新棟の一部完成に伴い、診察および受付を新棟で行うようになりました。

 

38年間、鍋島整形外科を支えてきた既存等も12月から解体工事が始まり、少し感慨深くなる今日この頃です。

 

新棟移行に伴い、通院される患者様には一部ご迷惑をおかけすることが出ていますが、何卒ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

 

さて、前回は東京オリンピックの個人的な感想についてお話させてもらいましたが、今回からまた歩行のお話しさせていただきます。

 

今回は「ヒトが歩くとは?その2」として、片方の足の踵からついて足裏がつくまでです(図の右足に注目してください)

Kirsten Gotz-Neumann (訳)月城慶一ほか, 観察による歩行分析,2009

 

この間の踵がつくいた状態(左図)をHeel Contact(踵接地期)、足裏全体がついたとき(右図)をLoading Response(荷重応答期)と言い、総じて、立脚初期と呼びます。

 

この期は実は歩行において最も重要な1つであり、その役割は右足が浮いた状態から地面に着地した瞬間の衝撃を上手に吸収することです。実はこの時、体重の約60%が0.02秒というわずかな時間に移行することで右足にはかなりの衝撃が加わるようになります。

 

立脚初期ではその衝撃を歩いている間に常に吸収し続けることになります。

 

そのような衝撃を何十年と繰り返しているヒトは、年齢を重ねていく、あるいはその他の要因により衝撃を吸収しにくくなっていくと、膝が耐えられなくなり、膝の痛みとして現れることになります。

 

歩いているときの膝の痛みが起こってくるときの大部分はこの踵がついて足裏が地面についているときに起こります。それはこのときに最も足が体重を支える役割をするため、衝撃が吸収できなくなると膝の痛みとして起こるという形になります。

 

少し難しかったでしょうか?

歩くことに関して疑問点等がある場合は豊島にいつでも相談してください。

 

 

次回は、この相別における「足がついて一番体重が乗っているとき」の役割についてお話しますね。ちょっとした豆知識をお伝えできればと思っています。

 

 

以上、豊島でした。

 

 

次回もお楽しみに!

 

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