ぎっくり腰について
こんにちは。
理学療法士の鎌塚です。
今回は「ぎっくり腰」についてお伝えしたいと思います。
ぎっくり腰とは?
ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」と呼ばれ
重たいものを持ったなど何らかの要因によって、ギクッと強い痛みが
生じた腰痛のことを呼びます。
ぎっくり腰の原因
ぎっくり腰の原因は人によって様々で
日々の腰への負担や姿勢の崩れなどによって腰に
異常・過度なストレスが生じて痛みが発生します。
レントゲンやMRI画像をとっても痛みの原因がはっきりしない
場合もあります。
ぎっくり腰になった際の対処法
ぎっくり腰になったら「安静にしないといけない!」と
感じる方も多いのではないでしょうか。
しかし、2日以上の過度なベッド上安静はかえって痛みの改善を
遅らせると報告されています。
基本的にはぎっくり腰になったあとは過度な安静はしないで
痛みに応じて無理しない程度の生活を維持することが
推奨されています。
ぎっくり腰の経過
論文やガイドラインでは
急性腰痛後の痛みは4~6週間で痛みや活動範囲が改善すると
言われています。
一般的にぎっくり腰は軽快してくると言われていますが
慢性化しないためにも日々の生活や姿勢など腰への
ストレスを減らすことが重要です。
痛みが落ち着いたら早めの受診を
ある程度動ける状態になったら整形外科に受診しましょう。
ぎっくり腰であれば徐々に痛みが改善してきますが
腰痛の原因の中には高齢者の方に多い脊椎圧迫骨折や
椎間板ヘルニアなど早めの治療が必要な疾患もあります。
また、複数回ぎっくり腰を繰り返すことも珍しくありません。
再発予防の観点や痛みを慢性化させないためにも、整形外科へ
受診しましょう。
まとめ
基本的にはぎっくり腰は徐々に良くなることが言われていますが
中には椎間板ヘルニアや脊椎圧迫骨折など違う病気が隠れている
こともあるため、早めの受診をお勧めします。
当院ではMRI検査も出来るため、痛みの原因を精査する
ことも可能です。
以上、今回はぎっくり腰についてお伝えしました。