なぜ寒いと怪我が増える?
こんにちは!
ご無沙汰しております。
長野県出身でとてつもない寒がり
鍋島整形外科 理学療法士の小松です。
早速ですが、なぜ寒いと怪我が増えるのか…
冬になると、スポーツの現場でも
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肉離れが増えた
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足首の捻挫が多い
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ぎっくり腰っぽい人が増えた
みたいなことが起こりやすくなりますよね。
実はこれ、気合いが足りないとかではなくて(笑)
体の仕組みとして“冬は怪我しやすい条件”がそろっているんです。
① 筋肉や腱が「硬く」なりやすい
寒いと体の表面温度が下がります。
それと同時に、筋肉や腱の血流も落ちやすくなります。
すると何が起きるかというと…
✅ 筋肉が伸びにくい
✅ 腱が滑りにくい
✅ 動きが固くなる
こういう状態になりやすいです。
このタイミングで急にダッシュしたりジャンプすると、
肉離れ(ハムストリングスやふくらはぎ)が起こりやすくなります。
② 「ウォームアップ不足」が致命傷になりやすい
夏なら少し動くだけで汗が出てきますが、冬は違います。
冬は「動いたつもり」でも、
体の深い部分(深部体温)が温まってないことが多いです。
その結果、
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いきなり全力で走る
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急に方向転換する
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いきなり強く踏み込む
こういう動作で、筋肉や関節に負担が集中しやすくなります。
冬は特に”最初の5分が一番危ない”と思っておくといいです。
③ 関節が動きにくくなってフォームが崩れる
寒いと筋肉だけじゃなくて、
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関節の周り(関節包)
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筋膜
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滑走性(動きのなめらかさ)
こういう部分も硬くなりやすいです。
そうなると、普段通りの動きができずに
フォームが崩れてしまいます。
フォームが崩れると
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捻挫
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膝の痛み
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腰痛
こういった怪我につながりやすくなります。
④ 反応が遅れて「避けられない怪我」が増える
寒い時期は、神経系の反応も落ちやすいです。
たとえば、
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バランスが取りにくい
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足裏の感覚が鈍い
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一歩目の反応が遅れる
こういうことが起きます。
つまり、転びそうになった時に
踏ん張るのが遅れるんですね。
結果として、冬は特に
足首の捻挫が増えやすくなります。
⑤ 体調・睡眠の乱れで集中力も落ちる
冬は気温が低くて体調を崩しやすい時期です。
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風邪気味
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睡眠の質が落ちる
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体が重い
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呼吸が苦しくなる(冷気で気道が刺激される)
こういう状態だと、出力も落ちますし集中力も下がります。
集中力が落ちると、
シンプルに怪我の確率が上がります。
まとめ:冬は「硬い・遅い・温まりにくい」
寒くなると怪我が増える理由はシンプルで、
✅ 筋肉や腱が硬くなる
✅ 神経の反応が遅れる
✅ 深部まで温まるのに時間がかかる
この3つが大きいです。
なので冬は特に、
「いつも通りの練習」をする前に
体を“動ける状態”まで持っていくことが大事になってきます。
そのため、準備をいつも以上に入念に行い
環境に適応した体づくりを心がけていきましょう。
では次回のブログもお楽しみに小松でした。



