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アボカドが変形性関節症の痛みに効果的?

こんにちは。
理学療法士の鎌塚です。

今回は変形性関節症とアボカドについてお伝えします。

変形性膝関節症や変形性股関節症で膝や股関節が歩いていて痛いという症状を
もっている方も多いのではないでしょうか。

最近、患者様から「アボカドが膝の痛みにいいと聞きました!」とお話をお聞きしました。
恥ずかしながら初耳でしたので、今回は「本当にアボカドが膝の痛みに良いのか」を
私なりに調べてみました。
(医療従事者として効果がある内容を患者さんに情報提供することが大切なので)

まず、調べてみるとその情報元は
2017年12月12日、「たけしの家庭の医学」で
中嶋隆行先生(東千葉メディカルセンター)がアボカドの効果を説明していたようです。

また、戸田佳孝先生(戸田整形外科リウマチ科クリニック院長)も同じようにアボカド
による効果をメディアや本で配信しています。

〇本当に効果があるの?

私なりに変形性関節症とアボカドの研究論文を探してみたところ
何件か研究論文を見つけることが出来ました。
まず1998年にフランスで行われた研究によると
変形性関節症(股関節・膝関節)の患者さん164名を対象にした研究です。
結果としてアボカド成分の薬を6カ月間服用することで痛みと膝の機能が良くなったと報告しています。

また、2016年ポーランドで行われた研究によると
変形性膝関節症の患者さん4822名に同じくアボカド成分の薬を6カ月間服用することで
半分以上の患者さんで膝の痛みや機能が改善したと報告しています。

この2つの研究からもアボカドが変形性関節症の痛みに効果的
であることが分かると思います。

 

〇なぜアボカドが変形性膝関節症に有効なの?

アボカドには「アボカド不けん化物」という成分にTGF-βという物質があります。
このTGF-Bによって、軟骨がすり減るのを防いだり、すり減った軟骨を修復する
作用があると言われています。
つまり、日常的にアボカドを食べることで、軟骨の変性を修復・予防してくれることで
関節の痛みの軽減に繋がると言われています。

 

〇どのぐらいの量のアボカドを食べればいいの?

戸田佳孝先生(戸田整形外科リウマチ科クリニック院長)によると
1日半分のアボカドを食べることを推奨しています。
ヨーロッパではアボガド成分のサプリも販売されているようで
今回、調べた研究では300mgのアボカド成分の薬を6カ月服用することで
痛みの軽減に繋がったと報告しています。

 

少し、内容が難しくなってしまいましたが、
アボカドの成分が関節軟骨の修復や予防に効果がある可能性が高い
ということをお伝えしました。

また、膝の痛みには食生活だけでなく運動も有効なので、我々スタッフが
痛みの軽減に向けてサポート出来ればと思います。

以上、今回は、変形性関節症とアボカドについてお伝えしました!

 

鎌塚

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